〒411-0821 静岡県三島市平田185-31
私個人の見解も含まれていますので、あくまでご参考まで。
話題は大きく分けて2つに分かれます。ワクチン問題と、起きた時の対応についてのコラムです。
最近帯状疱疹ワクチンが流行っています。80歳以上の方の2人に1人が起こすとか言って、ワクチンを打っている。ワクチンの開発が目覚ましいのですが、ここに鉄杭を打ち込みたい。
10年前からワクチン産業が活性化されています。イニシャルBG財団が世界中のワクチンを生産する企業に投資してます。それが関連しています。アメリカ大統領選をトランプさんが勝利したのでもう書いても良いと思っています。子宮頸がんワクチンに然り、新型コロナワクチンに然り、帯状疱疹ワクチンに然り、今後でてくるであろうmRNAタイプのインフルエンザワクチン、麻疹ワクチンに然り。新しい技術だから高いのは当然、自費診療だから沢山お金を支払って当然と言わんばかりに。会計士達でさえ、『先生、ワクチンは儲かりますからどんどん打ちましょう。』と言います。でも、それをやってはいけないのです。ワクチンをビジネスにしてはいけないのです。
(小児科、新生児のワクチンに関しては私の預かりしる分野ではないので、言及しません。)
後、昔帯状疱疹ワクチンを打った患者さんが接種後7日で帯状疱疹を発症した患者さんがおり、酷く怒られたので、以降患者様には一切お勧めしておりません。ワクチンを打っても発症リスクはゼロにならないのですから。
当院に通院される患者様の80%以上が関節リウマチ患者さんなので、敢えて言いますが、生物学的製剤やメトトレキサートが治療薬として普及する大分前から、関節リウマチ患者は一般患者より2倍以上、帯状疱疹に罹患しやすいという文献が存在ます。だけど、当院ではテレビでなんとか財団が広告を打っているように治療を行っている80歳以上の方が2人に1人も発症しておりません。そして、治療薬(抗ウイルス薬)も良い薬が開発されているので、診断がよほど遅くなければ治ります。ワクチンと内服薬の盾と矛で一度戦って欲しいくらいです。疼痛が長引く人もいますが、95%信頼区間があるとすれば、数か月で改善する人が殆どです。中にも神経麻痺が残る人もおりますが、治療介入が遅かった人など、特殊な方だと思います。
帯状疱疹は、昔から高齢者や化学療法を受けている方に多く発症する事で有名です。日本リウマチ財団は生物学的製剤とJAK阻害薬に多いとHPで謳っていますが、生物学的製剤を併用している患者さんの多くが免疫抑制剤を併用されている方が多いからだと思いますが、その説明が正しいとは思えません。生物学的製剤のパンフレットにその様な記載は有りません。最近のアクテムラのパンフレットには申し訳程度に記載がありますが、アクテムラの文献には免疫抑制剤を併用しない症例では感染症を起こすリスクは少ないという内容のものを中外製薬が開業医に紹介してくるので、ここも盾と矛で戦ってほしい所です。JAK阻害薬には帯状疱疹のリスクに関する記載があります。
だけど、近年帯状疱疹を発症する患者が増えたのは、やはり新型コロナウイルスワクチンが普及してからだと思います。最近接種者が2割を切ってきたので書けますが、『不活化ワクチンは免疫抗体現象が完了するのが3週間、その間免疫力が少し低下します。』と患者さんに説明できますが、mRNAワクチンに関しては3週間以上としか言いようがありません。新型コロナ感染症の流行が半年クールで回ってきたことを考えると、半年間免疫力が下がっている可能性が高いですが、確信は有りません。私の経験では肺炎リスクが少ない人が肺炎を起こしていましたし、あのワクチンは人の免疫を低下させると思います。だからこそ、リウマチ患者さん達には打って欲しくありません。
多くの患者さんが知りたい対応方法に言及しますが、生物学的製剤と免疫力低下を招かない免疫調整剤との併用、もしくは生物学的製剤単剤での使用下で免疫力は然程低下しませんので、当院では特に中止しません。勿論速やかに抗ウイルス薬を開始します。
メトトレキサート高用量使用中、メトトレキサート使用中に起きた脱水下での帯状疱疹では、メトトレキサートを一時中止にする事が多いと思います。
ステロイド製剤は、細胞性免疫、体液性免疫の両方を下げている可能性はあります。でも中止しません。全身播種したケースで一度順天堂大学皮膚科で入院対応して頂いた事があります。全身播種した例だったら勿論点滴製剤で治療をして頂きます。その患者さんは、1週間もたたず退院されました。
帯状疱疹という感染症は、免疫低下が原因と言われていますが、まだ発症にいたるメカニズムは完全に解明されていません。高齢者、免疫抑制剤を、抗がん剤を使用している人はリスクが高いと言いますが、かつて皇后雅子様が40代前半で帯状疱疹に罹患しニュースとなりました。実際は、ストレス、睡眠不足、体力の低下が原因となる事が多いのが現状です。ヘルペス属のウイルスらしい、簡単に理屈で割り切れない点が多い感染症だと思います。なので、どの患者様にも体調管理の基本は睡眠を十分摂る事であると周知したい事、体調を崩している時に帯状疱疹が起こる事が多い事、もし遠方に住んでいる方で発症された方がおりましたが、抗ウイルス薬をすぐに内服する事が大切であり、どの薬を止めるかなどの議論は後回しで良い事、食事と水分を十分摂取する事、食事が十分とれない間は脱水予防のための点滴を躊躇なく受ける事、当院近くにお住まいの患者さまであれば当院に緊急来院してください。
尚、現代の医療では、帯状疱疹の治療薬は皮膚科だけでなく、お近くの内科系、外科、どこでも処方できます。どこで処方されても5日から7日分を処方して貰えます。皮膚科でなければ診察して貰えない疾患では有りません。内科系、外科系医師でもわかる皮膚疾患の代表が帯状疱疹です。
最近投稿が増えましたね。それだけ愚痴っぽいババアに自分がなったと思う、今日この頃です。
以上 院長でした。
2024年11月16日
ここの所、受診間隔を開けたがる患者さんがまた増えてきました。一時期それが酷く、何が何でも開けたがる方が大勢おり、通常業務の邪魔になっていました。それを抑える為に、院長が細々と一人一人に対応するようにしておりました。どうやらまた院長対応にしないといけない事態となってきたようです。
病態が安定している患者さん程、受診間隔を伸ばしたがるのですが、こんなに激甘対応をしているのに、まだ甘えるのか?というのが本音です。多くのリウマチ膠原病科の通院は4週間隔が基本です。大学病院は28日分しか処方しないでしょう。している大学病院、市立病院は無い筈です。
痛風に関するものですが、受診間隔が伸びている患者さん程疾患コントロールが悪化するという文献もあります。実際当院でも中程度疾患活動性のリウマチ患者さんを、男性だし、若いし、仕事が忙しいからと甘い対応をして、3か月処方をした事で何名か急変させています。受診間隔が伸びるという事は、観察するポイントが減るという事です。多くの患者さんに取って急変前の前兆は大抵無自覚だからです。そのポイントを全て伝えきれる訳が無いからです。
当院に通院されている患者様によっては遠方に住まわれている方も多く、高齢化社会、共働き世代の増加により、徐々に通院が困難になる方も増えております。厚労省が医療費を減らそうとして、高齢者の負担割合を増やしに行っているのだから仕方ないだろう。そうでしょう、判っています、判っていますとも。
一方、当院は、生物学的製剤を使用している患者さんの中には8週間隔で通院されている方もいるのが現状です。それは、非常に危険な事です。
私が急変リスク因子であると考えている病態を説明しますと、①高齢者、②メトトレキサートと、PSL換算10mg以上のステロイド製剤を併用中、③生物学的製剤、若しくはリスクの高い免疫抑制剤を使用している、④肺疾患(間質性肺炎、肺気腫、喘息、塵肺、etc.・・・)、⑤喫煙歴(肺疾患が無くても何故が上気道感染症後に急性間質性肺炎を発症する人が多い)、⑥肝硬変がある、⑦腎不全がある、⑧①~⑥以外の特殊なリスクがある、方達です。
(⑧はまるで役場の資料のような書き方で嫌ですが、現在想定できない事態もあるので必要な訳です。)
受診間隔は、病態、住所、患者さんの年齢を考慮しています。相談の上決定する事もあります。
生物学的製剤使用中の方で8週間隔を許可している方の特徴は次の通り。①受診期間が長く、院長の観察のもと異常事態が起きても自身で迅速に対応できる性格の方、及びそういう家族が要る方、②院長が許可出来ないと言っているのにいう事を全く聞かない方、本人及びそういう家族がいる方
(ちなみに、②には『責任を取れない事もありますよ。』という説明をしております。その上での承諾です。)
医療費に関しては、現在が一番最悪の高齢者負担率であり、もう少しすると徐々に緩和されます。診療報酬に関しても実は年々引き下げされています。だから、あまりクヨクヨしないで下さい。
当院は後発医薬品を積極的に採用しております。生物学的製剤もバイオシミラーを多く使用しております。患者様が支払うコストを最大限に考慮しております。
けして意地悪したい訳でも、意地汚い感情がある訳でもありません。当院は疾患コントロールが定まらない方、急変リスクが高い方を4週から6週間隔で、リスクが少ない患者さんでも8週間隔までの通院間隔を限界としております。免疫抑制剤、生物学的製剤は感染症、腎不全、肝不全を起こすリスクがあり、免疫調整剤に関しては頻度が極めて少ないのですが副作用で長期入院となるケースもある事、なにより免疫調整剤による副作用を理解している医師が専門医であって昨今少なくなっているからです。当院でないと対応できない事がまだまだ静岡県では多いのです。どうかご理解の程宜しくお願い致します。
院長
2024年11月16日
今月は驚くニュースの目白押し。一度投稿したけど、1日で削除したが、再度投稿をする。
患者さん達数名に話を聞いて貰い反応を見たが、よくわからないという。やはり医療業界の常識は医療業界が判る人にしか判らないのだと思う。中には「よほど自信があり挑戦的な人なのだろう」とあった事もないO先生の性格を当てにくる人もいる。この話が如何にマズい話なのかを説明しないといけないのだが、興味の無い人は読まなくて良いと思う。
さて、能天気な患者さんが、熱海市に新しいリウマチ科の病院が出来ると言い出した。調べると、医師は私が良く知っている元J大附属病院所属のO先生だった。自分も開業時に順天堂に嫌がらを受けた事もあるので、彼の立場が判らなくもない。(ここまで酷くは無かったが。)だから一度書いた厳しい意見を一度封印した。しかし、やはり業界の評価は『お尋ね者』『アンタッチャブル』の様だ。
大きな病院から独立開業する医師は確かに沢山いる。しかし、個人開業医から就職後2年と経たないうちに開業する先生を私は知らない。J大を辞めたのは昨年7月、現在は11月。12月に開業という事は、1年以上前から開業あっせん業者と接触し、特定の医療卸と相談を重ねていた事になる。端から勤務先の河西クリニックから患者を総取りする算段だった事が想像できる。
当院の立場としては、熱海市からあまり患者は来ない。だから実害もない。しかし、熱海在住の患者がいない訳では無いので、熱海市の患者に質問をされたら患者の事を考えて止めるつもりだ。途中で潰れる可能性があるからだ。元々河西クリニックでO先生は約10年間も外来をされていた。当時から然程注目はされていなかった。昨年河西クリニックに副院長待遇で就職してからも然程話題にならなかった。話題になっていれば小林桂子クリニックのように、遠い藤枝市内の先生の話でも入ってくる。残念ながら、恐らくO先生自身が自分で思っているほど世間はO先生を評価していない。
ちなみに、自画自賛となるかもしれないが、私が神奈川県の田舎でバイト外来をやっていた時、10年以上前の話だが、2年間で半日4人程度の外来を、40人まで増やした。女子医大の練生ごときが、すぐ近所に聖マリアンナ西部病院があったのに、そこのリウマチ科外来からごそっと患者を奪っていたのだ。それぐらいの腕が無ければ開業は上手くいかないと思う。自分はたった2年でそれを成し遂げたので自分には大学病院などに依存せずとも一人でやっていける自信があった。しかし、リウマチ膠原病科のレセプトを医療事務たちが判っていなかったので病院にはあまり有難がれなかった、自分が思っているほど自分は評価されていなかったという痛い経験がある。河西クリニックとO先生の関係に近いと思えるのだが、どうだろう。
熱海市には、所記念病院があり、慶応大学整形外科医師が非常勤で勤務している。国際熱海整形外科については、本部の山王メディカルセンター整形が関節リウマチで有名なので調べると案の定リウマチ専門医を持っている先生が2名いる。その辺で市内のリウマチ診療は9割方シェアされているだろう。判ってるか知らないが、慶応整形外科の医師は皆賢い。
そして河西クリニックに召集された医師の出身も慶応整形外科である。現在は自治医大で講師をしている。実は共通の知り合いがいる。多分関節リウマチ診療に関してはO先生と互角か、それ以上だと思う。当院に元々熱海市からリウマチ患者はそんなに来院しないので、実害はないから誰が招集されても私的には構わない。更に慶応のSAPHO症候群の大家だ。順天堂の多田先生のようなものらしいが、バックが慶応なので脊椎関節学会の理事だ。つまり肩書で勝つ。
そして開業をすると実感すると思うが、大学病院ほど膠原病系の患者は集まらない。その理由も考えたことがあるだろか。肺疾患がある患者さんもそんなに来ない。国際熱海病院は膠原病系の症例は皆自分の所に送ってくれると勘違いしていないだろうか。熱海病院はリウマチ専門医の内科系に行けと言っているだけではないだろうか。
業界内では、河西クリニックが出入りする医薬品卸、製薬会社のMR達を呼び出し、圧力を掛けているという専らの噂である。HPにも、色々書いてある。あの検査の取り過ぎ、レントゲンの取り過ぎというコメントは多分事実だろう。本当に河西クリニックにご迷惑をお掛けした話だろうし、恐らく赤字案件だったと思われる。我々の外来診療にはコツがある。思ったほど膠原病系の診察では利益は出ないと思われる。河西クリニックで診療報酬の現実を理解し、勉強させて頂いたほうが良かったと思われる。
私も実際開業をしてみると、J大で診察していた患者は様子見をして直ぐには動かなかった。寧ろ周辺開業医から逃げてきた患者が主な収入源となった。現在もそうだ。つまり、熱海市のように周辺に開業医が少ない地域では・・・。考えた事がないだろうか。
開業をする時、業者は都合の良い事しか言わない。私が開業をするとき、私の仕事を理解してくれる業者も親族も誰もいなかった。自分がレアケースであり、後から人が付いてくる状況だった。皆私の状況を見て、勉強してから動いている事だろうが、一般内科のようなポピュラーな診療科ではなく、誰に相談しても誰にもわからないと言われる事だろう。私もまだ手探りで奮闘をしている。それでも、傍から見ていて富士市ののばなクリニックは、色々な面で良いブローカーがアドバイスをしたと思う。そう思う理由が判るだろうか。O先生のクリニックに関しては、まったくそう思わない。なぜそう思うか考えたことが有るだろうか。
今までは開業医は倒産しないというのが通説だった。しかし、これからは違う。開業医も簡単に倒産する。
以上
2024年11月9日
SNSで私を妬んで僻んで悪口を投稿している人たちや、個人的恨みのある方、本当にリアルで患者だったけど気に入らない事があった方、昔勤めていたけどいい子の私の事を鼻で笑って馬鹿にされたと思っている方、兎に角SNSを利用して当院をぶっ叩きたい方、すでにぶっ叩いている皆さんに朗報です。
10月中に日本医師会から連絡があり、SNSへの診療機関への誹謗中傷を法規制する動きがあるようです。法規制されるまでまだ時間があるでしょうが、首を洗ってしばしお待ちを。
ちなみに昨年、一昨年同様、今年度もリウマチ科/リウマチ専門医部門で県内1位、三島市界隈で内科で検索してもいい順位となりました。ひとえに私をぶっ叩きたくて当院HPを何度も閲覧しネタ探しをして下さっている執拗で稚拙な方達のお陰です。
私は★をあまり気にしていません。★よりランキングを気にしています。
沼津市の某整形外科医院はランキング上位なのに★は1.9です。それなりに実口コミはよい。沼津医師会の先生達の多くは星が低い。低くでも繁盛している所はとても多い。
ランキングとは、閲覧数の多さで決まります。新型コロナワクチン開始以降ランキングが急に上昇しています。明らかにリウマチ診療だけでランキングを上に引き上げた訳では無い事は明らかです。しかし、それでも誰の関心も引かないよりずっと良い。
ひとえに悪口投稿をして下さる皆さんのお陰です。感謝ですね。
院長
2024年11月7日
最近患者さんからも、「先生、声明を出したの、早かったね。」と言われる。
当院は掛かりつけの患者さん達の新型コロナワクチン接種反対、掛かりつけの患者さん達のコスタイベ筋注用反対を表明するクリニックである。つまり、当院に拘わらない人達が接種する事を反対している訳では無い。個々の判断で勝手にやってくれれば良い。
しかし、世間の頭のおかしい人達には、それを『差別だ』と言う人達がいる。何故?
自分たちが、2021年のコロナワクチン開始時期に何をした。ワクチン警察と称して、打ちたくない人間たちに如何に非人道的な活動を行った。「あなたがワクチンを打たない事で、私たちが感染のリスクを負い迷惑をこうむる。」などと言い、寄ってたかっていじめた過去を忘れたか。
三島市民のSNSが使用できる人達は決して馬鹿ではない。開業医も病院も信用できないから自分たちで情報を集めて、自分たちで判断して動く。
非人道的な車内で隔離型救急外来も、コロナ治療薬も、自分達で考えて動く。医師だって自分で考えて活動して良いじゃないか。
そして、この国はまだコロナワクチン接種は任意接種である。そしてこの国の18%しか第8回接種(2024年5月以降)を行っていないのが現実だ。5人に4人が未接種になる時代になにが差別だ。
そしてGoogleの検索機能を馬鹿にしてはいけない。IPアドレスからその人が検索したキーワードの店舗事業所を半径8.1km圏内から探して掲示する。「コスタイベ クリニック」と検索すると、個人のIPアドレスから近いクリニックが登場する。
夕べ自身で口コミ投稿した半数以上が長崎県内、福岡県筑後市の店舗である人物からコスタイベ筋注用接種者を入館禁止にしたことを非難された。
任意接種で、既に国民の8割以上が未接種拒否状態のワクチンが、どうして差別に値するのか。打ちたければ勝手に打てばいいが、家の病院には受診するな、近辺の同科に行ってくれという話が、どうして差別だ。
つまり、この人物は長崎県に現在住んでいる人間ではなく、現在三島市内に住んでいる人間である可能性がずーっと高いという事になる。帰省した際長崎県内の店舗に寄るのだろう。弁護士を通してGoogleに相談したっていいだろう、役場に相談して人口動態統計を手に入れるだけでも良いかもしれない。個人情報でなくたって、もしかしたら問題の解決に繋がるかもしれない。今の私は、長崎県出身の人物に絡まれているので、その関連を疑ってしまう。だとしたらつくづくレベルの低い人間だと思い、かえって愉快になった。
Googleの悪評なんて、そんなものだと思う。患者のメインターゲットが年配者である内科医に口コミにネット環境に詳しい人間がそういるとは考えにくい。だから心無い口コミに悩んでいる先生はまともに考えなくて良いと思う。
当院も問題のある事務員さんに辞めて頂いたあとに、幾つかの『怖い先生だから二度と行きません。』『そんなに偉い先生なんですかね。』とか失礼な書き込みが乱立しました。でもリアルな話、三島メディカルセンターの看護師さん曰く「女医さんの怖いキャラと男性の先生のそれとは次元が違う。男性の先生のほうがずーっと怖いし、態度も大柄だ。」と言っています。当院の看護師達も同じような事を言ってます。悪い口コミなんてそんなもので、実際とは全然異なるものです。
投稿主に『長崎県にお住まいの方が静岡県のクリニックに関心があるっておかしいですね。』と返信したら、朝には投稿を削除していた。他の似たような投稿は残っていたのでGoogleが削除したのではない事は明白。でも、時既に遅しだ。
院長
2024年11月6日
最近色々思う事が多い。今日もレセプト中なのに、考える事が多くて、手に付かない。
さて。昨日仲良くしている薬局のベテラン経営者と話をした。私より人生を一回り以上生きている、人生のお手本のようなおば様だ。
「先生って、厳しいのよ!」
うーん、貴女がそれをいうか、とも思ったが、確かに、厳しいという表現は多方面から貰う。
順天堂外来からずっと通院してくれる高齢女性の患者さんの息子さんが、とある患者さんに『いのうえ内科の先生はずごく腕がいい先生だけど、厳しいから。貴女は合わないと思うよ。』と言われたとか。実際はそろそろ1年になりますが、通院されています。可愛いおばあちゃんです。後でその情報発信者をとっちめました(笑)
ある日宴会に行く時に偶然乗ったタクシーの運転手さん。『先生はコロナワクチンを反対されているのですか?』の質問からの『よく利用するお客さんが、いつも言っていますよ。あの先生は厳しい。だけど、ちゃんと診察してくれるから信頼している。そういつも聞いているよ。信頼しているよ。』
開業して3年目辺りから事務員集めで苦労しました。当時会計事務所から『先生が厳しいのでは?』とも言われた。反省もした。最近では多少のミスでも、5回目までは目を瞑る事が出来る。両手で数え切れなくなってから紙に興してカウンターに置いている。また、誰も叱らなくて済むような工夫もしている。今の事務チームは付き合いが浅いので、観察が浅いよ!と言われるかもしれないが、今の事務員たちは本当にいい子たちばかりだと思っている。
看護師は叱れる。当院が本当に恵まれているのは彼女達のお陰だと思う。開業初年からずっと支えてくれる看護師さんがいてくれるお陰て、看護師の募集で苦労した記憶があまりない。本気で叱る事だって出来る。本気で叱っても、彼女たちは私を支えてくれる。そんな彼女達だが、かなり優秀なので、正直叱る余地は余りない。
私が開業をするために東京から戻って来た頃、MTXを普通に処方し、ビクビクしないで生物学的製剤を投薬する施設は順天堂大学附属病院だけでした。沼津三島間には整形外科系開業医に通院し、MTXすらまともに処方管理されない方で溢れていました。開業し、生物学的製剤を処方するとパニックを起こして逃げてしまう方が多かった。現在でも理解できなくて、逃げる人がいる。販売されたのは20年近く前なのに、あれから安全性に関する市販後調査、文献は沢山でているのに、説明パンフレットには20年前のまま。あれでは患者さんはドン引きするでしょう。困った事に説明が難しいから聞いていない人が多数。それでは治療管理出来ないから説明をするのだが、怖いと言われる。伊東市の方のベテラン部長に質問をすると、「どうせばあさん達に説明しても判らないし、理解されないから『貴女はこれを飲まないといけないんだよ。』といって押し切っている。」と言っていた。その先生も一癖あると陰口を叩かれているが、この地方の人達の温さを考えると、そういう対応となる理由も理解できなくはない。悠長に丁寧に仕事をしたい。でもそれでは商売にならない。それくらい医療点数は年々削られ、人件費は高騰している。
診察室の椅子の位置の微妙さ。一部の患者さんには説明していますが、これには理由があり、椅子の位置を変えて叱られた患者さん達には大きな誤解を与えたかもしれません。あの椅子の位置こそ最大のコロナ対策なのです。
感染症2群時代はちょっとヒステリックだったかな。マスコミに煽られてパニックになった患者さん達が多くて、ワクチンを打ちたいと言い、『打つな』と叱られた患者さんが沢山いました。本当にごめんなさん。実際はワクチンの出来そのものがいい加減だったので、想像していたよりお亡くなりになる人が少なかった気がしますが、接種率が高い時代はしょっちゅう誰かが亡くなったという話を聞いたものです。ノババックスなんて打たせなければ、という後悔もあります。医師会から流れてくる情報すら当てにならず、反対論文が出てもすぐに淘汰される時代に自分で情報を集めて論文も読んで、人がやるという事をやらないと断言し、患者に指導してブーイングを受けるのは結構辛いものです。でも、必要だからやるのです。
叱られた人の胸には私の怒った顔がずっと残りますよね。叱られると数日間胃が重くなるのは理屈ではないですしね。トラウマになった方はすいませんでした。
院長
2024年11月1日
開院当初からGoogleの書き込みの酷さに悩んできました。色々な情報が集まり、自分で直接投稿された内容に回答(やり返し?)をしてきて、判った事があります。同業者の先生方には書き込みの酷さに怒りが込み上げてくる方が多いと思います。8年間開業医をやり、独自路線で対応してきた私の結論を説明します。
1.口コミのすべてが本物の患者ではない。
2.業者を雇い同業者を陥れようと悪い書き込みをさせる輩もいる。
3.新型コロナワクチン接種関連でSNSで激論をすると、その時打ち負かされた相手からリベンジ投稿をされることがある。
4.わざと悪い書き込みを書き、後日『口コミをお掃除しましょうか。』と20万円ほどの予算の見積もりを送ってくる業者がいるかもしれない。
5.数年間クリニック業務をすれば退職させた従業員がいるだろう。中にはリベンジしようと目論む者がいるような気がする。
6.Googleランキングは口コミの内容や、★の数がモノをいうものではない。あくまで閲覧数の多さで決まる。だから★などどうでもいい。
7.そのクリニックが開業してから何年間経過し、口コミが何件か。それも大切な指標です。口コミが少ない所は身内が投稿している事でしょう。
8.ローカルガイドと言われる人は、大抵が業者さんだと思ってください。
なので、クヨクヨしないで下さい。よく考えて欲しいのは、我々は良い仕事をやって当たり前だと思われてます。特に内科医のメインターゲットはお年寄り。70歳より若い患者さんがどれだけいますか?2024年現在でもお年寄りはGoogleで閲覧しません。
で、当院の転機は良くも悪くも新型コロナワクチンのシェディング被害が増えたころからです。保守大国静岡県でワクチン被害を理解し話を聞くと誰もがみてもわかる医師が私ぐらいだったらしく、県内でも遠い所にお住まいの患者さんに検索されました。それで検索順位が上がり、その後から「関節リウマチ診療に強い先生が静岡県東部にいるらしい。」という口コミが広がった気がします。ワクチン反対を投稿した時、20%売り上げが減りました。患者の中には、あんな投稿しない方がもっと流行る先生だと思いますよ、と苦言を呈する方もいました。近辺医療機関から、病院を変えたほうが良いと言われた、という患者さんの声も多数ありました。でも、絶対に信念を曲げませんでした。結果それが良かったと思っております。
自身で悪い口コミに対応するよう、Googleは指導をしています。なので、どれだけ意味があるのか判りませんでしたがやってみました。Googleが指導する通りで、院長が口コミを読んでいるというアピールとなり、それをリアルの患者たちが読み、応戦をしてくれる、という構図が成立しました。時間が掛かりましたが、これが一番コスパ良く口コミを確実に改善する方法だと思います。
三島市の開業医さん達は、口コミをお掃除される先生が多いと思います。どうしてそう思うかと言いますと、自分の所にも清掃業者から連絡があった事もそうですが、生活習慣病をまんべんだらりと診療するスタイルの先生の所に薬を貰いに行くだけなのに、当たり障りのない診療を『丁寧だ』『親切だ』と感動する患者などいると思いますか?想像できますか?我々の仕事はミスをすれば叩かれますが、いい仕事をして褒める人はまずいません。更にメインターゲットはお年寄りです。お年寄り達は東京とは異なり、ほぼ付き添いなしで来院していますよね。お年寄りがSNSに投稿しますか?なので、他院の病院口コミで親切さや丁寧さを褒めちぎった口コミは間違いなく、医療現場を全く知らないプロの犯行だと思って読み進めてください。
2024年8月19日
2024年秋からいわゆるレプリコンワクチンの接種が開始されます。SNSですでに情報を集めている若い世代の方はご存じだと思いますが、ここに不適切ワードを並べてその危険を強く訴える事は道義的に難しいので、割愛します。
2021年以降新型コロナウイルスワクチンが普及してから当院で起きた事を列挙します。嘘偽りない事実だけ書きます。あくまで当院で起こった事ですので、三島市内や静岡県県内が全てそうであると言っておりません。誤解無きよう。
・元々心疾患があり、透析を受けていた高齢女性が2021年夏季までに一斉に来院しなくなった。伝え聞くとだいたいお亡くなりになっている。
・数名のターボ癌症例を経験しました。全員関節リウマチでした。それ以外でも発がんし入院加療を受ける患者様がコロナ前と比較すると2倍以上いると思われる。 本来固形癌の発がん率が一般のそれより低いと言われている関節リウマチの患者さんが、多数発がんをしている事に院長は恐怖を感じている。
・元々自費診療でグルタチオン点滴を提供しているが、新型コロナワクチンが普及してからワクチン後遺症の解毒の為に点滴を希望する患者が急増した。現在も新規症例が多数来院している。
・急性間質性肺炎、血栓性疾患が、膠原病の治療が安定している通院中の患者に出現しており、皆新型コロナワクチンを同月に接種している。
・当院には、他院で新型コロナワクチン接種を強要されることを嫌がり、本来なら近医通院でよい症例でも当院を選んで来院される方々が多数いる。選んで来院している人が多い。
従来の新型コロナワクチン接種後に、感染症よりひどいシェディング被害に遭った患者さん達を多数診ております。現行のワクチンの抗体産生能でも傍にいるだけで無理な方達は、更に抗体産生能が強い世界初のワクチンを接種した人と接触したらどうなるでしょうか。想像が出来ません。
私は掛かりつけの免疫過敏な自己免疫疾患の患者様たち、コロナワクチンの副作用で苦しんだ人、怯えている人に寄り添いたいと思っております。政治的には保守派の街・三島市で私のような医師は珍しいでしょうが、この様な変わった医師が居ても良いと私は考えます。
静岡県東部には順天堂大学医学部附属静岡病院、静岡医療センターを始めとし、開業医でもリウマチ科専門医を診察する医師を雇っている先生が多数いる街です。mRNAの強い増幅効果を謳ったレプリコンワクチンを接種される方は免疫過敏による容態変化が起こる事が想定されますので、無床診療所ではなく、ベットがある医療機関に通院されることをお勧めします。
本当に嫌な時代ですね。これが「分断の時代」と言われる原因の一つだと認識しております。ワクチン接種を否定している訳では無く、あくまで免疫過敏で急変している患者を多数有している診療所故の院内トラブルの予防策です。皆さんどうかご自愛くださいませ。ではでは。
院長でした
2024年8月16日
開業し早8年を経過しており、これまでやってこれたのは、ひとえに患者様、地域の皆様に支えられての事と思い、皆さまには大変感謝しております。
しかし、開業した当初と異なり、少なくなったとはいえ、まだ誤解をされている皆さんが多いので、再度初診で当院を受診されたい皆様に説明をさせて頂きます。当院は開業医のため、順天堂大学病院や静岡医療センター、沼津市立病院と異なり紹介状が無くても受診できる訳です。実際初診でリウマチ疑いで受診される方のほとんどが紹介状の持参はなく、周辺医療機関から逃亡されてきた方々か、症状の自己申告をされる方ばかりです。それ故に自己申告をされる方々にかなりの誤解があります。
誤解が生じる原因は静岡県にあります。当院は父親の代からある医療法人のため、病院名に静岡県のガイドラインで規定の診療科目でなくてはならない、という決まりがあり、順天堂大学医学部付属病院のように『リウマチ膠原病科』と標ぼう出来ませんでした。『リウマチ科』としか標ぼうが出来なかった訳です。
一方、周辺整形外科の開業医さん達は整形外科という標ぼう以外に『リウマチ科』を名乗っています。関節リウマチを診察したいのでそう標ぼうしていると思いますが、医療法人ではない医療機関であるか、医療法人を立ち上げた頃標ぼうに関するガイドラインが無かったのか、どちらかだと思います。
さて、『リウマチだと思って・・・』と来院される方の半分以上が全く見当違いです。違うというと、『私は素人だから違うと言うな!』と怒る人もいます。怒られても泣き脅しされても無理なものは無理なので、簡単に関節リウマチの症状について説明します。こういう相談は本当に困る、と思う事例を列挙します。
1.あくまで『関節痛』である事。関節腫脹もあり、手指で圧迫すると疼痛を伴う所見があると尚関節リウマチらしい。首、腰、背中は椎体です。
2.首の症状、腰の症状が単独で出現する事は関節リウマチに出る事はまずない。整形外科を始めに受診して欲しい。そこで仙腸関節がうんたらと言われ、対応が迷走するようなら、脊椎関節炎の可能性があるので当院に来て欲しい。
(脊椎関節炎の患者は日本人にはまず居ないからです。)
3.関節リウマチの初期に腱鞘炎が出る事もある。関節痛が一緒に出ていないだろか。明らかに使いすぎによる症状だと自覚があれば、先に整形外科を受診する事を強くお勧めする。
4.前腕部の症状、下腿の症状は明らかに関節リウマチではない。そもそもそこは関節ではない。だから『関節』リウマチではない。皮膚筋炎/多発筋炎は両側近位部(太腿や上腕)の筋痛なので、多分それも違う。稀に遠位部筋に起こる筋炎(封入体筋炎など)もあるが、症例は極めて少ない。順天堂大学病院に手柄を取られても悔しくもなんとも思わない。だから当院に相談に来なくて良い。
5.手の痺れは、ほぼそれしか症状がないのなら、関節リウマチに特異的な症状ではないので、最初に整形外科に相談して欲しい。ネットに関節リウマチに特異的な症状であると書いてあったとしても、それはあなたのネット記事の読みが浅いだけです。整形外科に相談してください。
不愉快に思われた方が居たら、本当にごめんなさん。でも、患者さんから頂く罵声や避難の声に疲れているのです。私は整形外科医ではないので無理な相談は無理なのです。整形外科で改善しない整形外科疾患は私には治せません。治せるという噂をあなたが聞いたとしたら、それは嘘大袈裟紛らわしいからです。
あと本気で困るのは、問診表には主訴に関節痛と書いてあるのに、診察室で第一声で全く異なる症状を言う方がいらっしゃいます。関節リウマチの症状、膠原病の症状、内科疾患の症状を書かないと受付ではじかれると聞いた方々だと思いますが、本当にやめてください。心身ともに疲弊します。私に相談したい事を問診表の主訴に記載してください。
ついでに言いうと、自分の主訴をしつこく何度も訴えてくる方が居ます。そんなに多くないですが、偶にいます。暫く立ち直れないくらい強烈で、大抵の方が威圧的で恐怖を感じます。カルテを書く手を遮ってまで訴えるのはやめてください。そういう患者さん達は、私の問診態度が悪いと怒りますが、明らかに違うのでやめてください。
以上
2024年5月31日
患者さんがかなり増えてきました。増えた理由は色々あります。
1.私の腕がいい、私が評判がいい、・・・だと本当に嬉しいのですが。競合に悪口を書かれすぎてGoogle閲覧数が増えただけかもしれません。
2.周りの競合医療機関の『メッキ』が剝がれてきた。どことは言いませんが、これは有ります。あと、某医療センターのやる気が無くなったのもある。医師が集まらないらしい。敵とはいえ深刻だと思う。
3.当院の、予約システムの故障の問題。一時期満員なのに、ネットから予約が入る事件が多発しました。システム会社は、当院スタッフのせいにしたり、外部からパスワードを盗んで操作したとか色んな憶測が飛びましたが、何度も話し合いを重ね、やっと修復しました。予約が超過となり、待ち時間が長くなった時期があった事を皆様にお詫びします。
4.富士、富士宮方面から数年間通院されていた患者さんが外来枠を食い荒らす。でも『遠いから』を理由にその後転院されるケースが多い事です。富士、富士宮方面の患者さん達は遠方のため、採血と診察を同じ日にする事が多く、多くが土曜午前に来院される方々です。そのため毎週土曜午前は大混在になります。それが、2年前から入山瀬にH医大の先生が開業をされたとの事です。当院外来をイナゴのように食い荒らすのなら初めからそちらで診察を受ける事を希望します。
私から見たら、そういう患者さん達は最初かなり重症で、私は外来で四苦八苦しながら治療をする訳です。土曜午前という一番混雑する時間の多くを彼らに分配して仕事をしてきた訳です。その苦労を当たり前だと思ってほしくない。感謝して欲しい。
疾患が落ち着いてきたら、当院が混雑している、通院すると遠くて疲れるから、という理由で地元富士市内の病院に通院したいと言い出す訳です。わがままです。
今から言う事は私の本音です。医療者としては不適切な表現かもしれません。でも、今の当院にはまったく余裕がないので、本当にこのような人は迷惑だと思うので言います。リウマチ科は手間がかかる医療です。全身を診なければ仕事が出来ません。なので、私は毎日数日前の診療の予習を行ってから当日の仕事に臨んでいます。それでも医療費加算は普通の内科と変わりないのが実情です。コスパは悪いと思います。
富士市内の先生が苦労をせず、美味しいとこ取りするために、我々は三島市内の患者さんを診察する時間を削って苦労してきたのでしょうか。だったら、最初から貴方達を対応しなければ良かった、そうしたらずっと通院してくれる三島市内の患者さんの対応がもっとできたのに、と思うわけです。
富士、富士宮市方面から通院される方、熱海市、伊東市方面からも来る人もいるので、これから遠方から当院に通院したいと思われる方に言いたい。元々そちらにも専門施設がある訳です。無い地域は下田市周辺地域だけです。当院に来ると決めたのは、そこでは対応が困難だったからではないのでしょうか。もし、良くなったら途中で地元に通院したいと思っているのなら、最初から当院に来ないでください。リスクがある時期だけ当院に仕事をさせないでください。通院すると決めたら最後までちゃんと全うしてください。予定表に穴を開けないでください。
貴方方のお陰で、当院は『大変待たせる』と悪評が出ています。貴方方は当院を遠方から来て、更に1時間も待たせて、本当にしんどいと文句を言いますが、当院を混雑させている要因は、遠方からきて採血と診察を同日行う貴方方の存在なのです。だから今後も予定表を埋め続けてください。無責任に転院しないでください。
(だから駐車場待ちの車がグルグルしている日も有りますが、実際はそんなに大人数をこなしていないのです。)
5.混雑しているから、リウマチも良くなったから卒業したいと言い出す患者
だって、仕方がないじゃん。評判がいいんだから(笑)。当院に通院していると、仕事が丁寧だから、体調がよくてリウマチの存在なんて完全に忘れるでしょう。そうなると、内服が必要なのか判らなくなるでしょう。でもね、今の医療ではリウマチの活動性は止まって当然ですから。止めない先生が圧倒的に多い静岡県ですが、私は東京ナイズされた医療をするので、ほぼ全員の活動性を止めてます。副作用もしっかり管理しています。データもどんどん綺麗になるでしょう。
でも、それはリウマチが『完解』した訳では無いのです。リウマチはまず完解しません。この間も3年ぶりに来た患者さんが数名居ました。3人とも軽症のリウマチの方です。最近また痛くなったから、それまでずっと調子が良かったから。全員関節所見のスコアが上がってました。軽症の方でもそうなのです。諦めて通院してください。全く同じ処方を受けていても関節痛が再燃し戻って来た方もいます。何かが他院と違うのだと気づいてください。
6.初診の患者さんには優しく対応しています
多くの初診は対応に時間が掛かります。話をこってり聞かないと仕事を間違えますから、本人が全然話をしてくれない人には必要な情報が出てくるまで根堀葉堀質問するし、どうでもいい情報を自己満足のために熱心に話す人はそれを制止しながら必要な情報を聞かないといけません。初診が多いと、予約の患者さんは待つと思います。
7.ずっと混雑しているのかどうか。
予約も院長が自分で管理しています。今年は9月に休みを取りませんので、なるべくひと枠の人数を少なくして対応しています。混雑するのは、GW、夏休み、お正月休みの前後2~3週間です。
なので待つことを怒らないでください。待つと思って読書する本をもって来院してください。リウマチ科は話を聞く科なので、どうしても待ちます。リウマチ科で処方する薬は生活習慣病の薬より副作用が出やすいですし、治療を進めていく過程で生活習慣病も悪化します。今の医療制度だと、多分皆さんが『掛かりつけ』として利用している先生より検査を出しているので、私の方がデータを把握しています。診察時間は5分程度ですが、その5分のために手間暇を惜しんでおりません。
リウマチ診療はとにかくコスパが悪い。時間と手間、説明に時間が掛かるのに、医療加算は普通の内科と同じ。はっきり言って生活習慣病だけ見ている先生のほうが患者の回転が速く、率が良い。
7.本人がやる気がないのに、来院する熱心な家族
これも遠方組なので、重症で、時間が掛かるケースが多い。最大の難関は、本人が嫌薬家なので新しい治療を絶対に受け入れない。内臓も身体も、どれだけボロボロになっても痛み止めを貪り、抗リウマチ薬を拒否するケースが多い。極めつけは遠方ゆえに体調不良を理由に本人がいない・・・。
家族だけ来て、あーでもない、こーでもない、と長々話をする。本人はちゃんと治療を受ける意思があると、家族が本人に向き合わず想像だけで話をする。言いたいのは、時間の無駄なので、本人に当院でリウマチ治療をする意思があるか確認してから予約を抑えて欲しい、通院するかどうか決めて欲しい、という事。大学病院にも通院していて、そちらの先生の意見を聞かないと云々なんていう家族もいる。だったら当院に来なくて良いよ、というと『私はどうしたら良いのですか!』と何度も泣き叫び、ただ困らせる。そういう患者が予約枠を抑えて、更にドタキャンした事で当院には不利益が出るし、突然来院し、診察室に入ってきて大嵐を起こす。待合室で予約を取って待っている他の患者さんの気持ちも想像して欲しい。本人に当院で治療をする気がないなら、本当に来なくて良い。
8.事務系スタッフが不慣れです
当院に通院されている方ならわかっていますが、1年に1回受付が総入れ替えになってます。東部地域は深刻な人材難で、若い労働者の多くは東京に流れます。少ない人口に釣り合わないほど大病院も多く、事務系の人材は大病院に吸収されます。最近は当院のような事務系人材に困ってる診療所、事業所が増えているそうです。そのため、予定表管理を始めとして、院長の仕事が増えています。最近雇う人材の多くは医療事務未経験者です。そんな彼女達が嫌がらないように、すぐに怒り出す院長は我慢しながら(?)仕事をこなす訳です。一番困るのは、診察日当日カルテに上がっている指示が間違えている事です。院長が前日までに予定指示を出していても判らない事がある、でも院長はすぐ怒るから怖くて聞けない。(自分が怒った過去は秒で忘れますけどね。)院長や看護師が気づいて直す手間が増えています。勿論事務員は精一杯なので院長は叱りません。看護師が叱っていたら看護師を注意しています。そのため時間が掛かっているかもしれません。今の時期だけですので、暖かい目で見て頂けますと幸いです。
9.院長って朝遅いよね、午後も遅いよね
はい。遅い事もあります。早く診察室に入る日もあります。転院が必要な患者さんが来ると連絡を受けていれば8:45から院内にいる事もあります。しかし、早く診察室に入ってもカルテが来ていない事が多いのが実情です。当院は電子カルテです。電子カルテは毎月保険証確認をしないとカルテを出せません。また普通の内科と異なるのは、患者さん一人ひとりのスケジュールが異なるという事です。採血だけの来院の人、診察だけの人、採血と診察の両方をこなす人。MRIだけ撮影に来る人。様々です。点滴を受ける人、自己注射を受ける人もいます。その指示出しも受付が行ってます。私もカルテも早く出る日も有りますが、始業時間、終業時間に遅く来た日と差は有りません。不慣れな事務員に無用なプレッシャーを与えたくない気持ちもあります。一方何でも朝一番に拘り我先に来院するのを好む患者さんを制止したい気持ちもあります。朝早く診察を受けて、出勤したい方もいると思いますが、話を聞かないと見落としが生じるリウマチ科ではそれは難しい。
私の実家も開業医でした。母は患者さん達を満足させるために朝5時に起き、6時からストーブを焚いて待合室を温めておりました。一人で経営する私にはそのような真似は難しく、遠方から出勤するスタッフに待合室を早く開くよう指示を出すのも躊躇われます。ご夫婦で経営されている診療所でしたら奥さんが早く待合室を開けて、早く来た患者さんのカルテ出しをしておくことも可能でしょう。
以上、長くなりましたが、宜しくご理解の程お願い致します。
6月から7月上旬に掛けて外来は空いておりますので、寛大な気持ちで来院していただけましたら幸いです。院長でした。
2024年5月19日