〒411-0821 静岡県三島市平田185-31
今週はたまたま外来業務がヒマだったので、院長室の机の上を整理整頓しておりました。
その時変な書類を発見しました。差出元は厚生労働省でした。
ウェブに関する注意喚起の内容です。書かれてる事はどうという事は無く、恐らく人間の目ではなく別のツールが隈なくチェックした内容と思われます。
自費診療のメニューに副作用の記載が足りない件はこちらの不手際だと判りますが、ブログの記事内に当院ではない別の施設にリウマチ専門医が2名いると記載したら、「広告なのだから具体的にどこの学会の専門医なのか記載しろ」という指摘が来ました。他所の病院の専門医を当院でつまびらかに記載する必要があるのだろうか、広告ではなくブログなのに・・・・でも直しました。
最後の一つが、当院ホームページに記載した当院のアピールです。『関節MRIを利用して、関節リウマチの診断確率を限りなく100%にするクリニック』というタイトル。昔の原子力発電所の小学生が書いたポスターのタイトルのようなノリで書いたのですが、これに『文献を付けろ』という指摘をされました。当然あるだろうと思って探すと、意外に無い。仕方がないので、大人に対応して、文献が云々という内容ではなく、当院はMRIで関節リウマチを診断している事をアピールできればいいので、そういう内容に変更をする事にしました。しかし、まるで私が根拠のない話をしている嘘つきみたいに思われるのが悔しい。私は嘘つきではないので、ここに書きます。
2012年~2014年頃、当時千葉大学に池田啓先生という関節エコーによる画像診断のお仕事をされていた先生がおりました。今は独協大学の教授をされていると思います。その先生がその時期に日本リウマチ学会のシンポジウムでお話されていた話がベースです。診断をする時に診察や採血による検査、レントゲンなどを使用してもどうしても診断出来ない症例が全体の10%あり、その10%をどう診断するかが今後の課題であり、そのツールが関節エコーであり、関節MRIであり、関節CTであり・・・という話です。その話の元文献は意外に出てこないものですね。この程度の話をご本人に聞くのも変ですし、大学の医局員ではないので大学図書館のサイトで無料で検索する事も出来ず、昔お世話になった先生にメールで相談したり、日本語文献ならネットから購入できるので検索してますが、出てきません。当時のシンポジウムのアブストラクトにも記載なし。講演のスライドは撮影禁止なので、内容まではあとから振り返るのは難しいのです。泣く泣く諦める事にしました。
悔しいな
院長でした
2025年3月28日
ここ数年の傾向ですが、今年度も静岡県のリウマチ膠原病科部門で1位でした。ここ数年、ずっとその傾向が続いております。良い事ですし、多くの患者さんに支持を頂いている事に大変感謝をしております。
良い口コミが増えた一方、悪い口コミがあまり入らなくなりました。その原因に、厚労省が裏で診療所に対する悪い口コミに関して法整備を検討しているからだと思います。Googleや口コミサイトでは一切掲載しないようにしているからではないでしょうか。私は・・・つまらないな、と思っております。何故か、悪口も含めて閲覧数だからです。炎上をするまでではないにしろ、見に来てくれる存在は有難いものなのです。
良い口コミが最近多数投稿されております。とうとうローカル某という称号のある方が投稿してくれました。私が都立病院勤務時代の事を書かれていました。有難い話で恐縮です。でもあれに書かれている内容は当院内外では珍しくもない当たり前の話であり、ちょっと詳しく書かれすぎており、業界に詳しい私の知り合い(医師)だろうと疑っています。誰なのか名乗りでてくれないので、特定できない事が本当に申し訳ない。でも、本人には本当に有難う御座います。
今年度は目立ったトラブルもなく、スタッフの入れ替えもなく、穏やかな日々が毎日続いています。
大変ありがたいのですが、3月の新患が少ないのがネックです。花粉症は近所に2件も耳鼻科が出来てしまったからでしょうか。花粉症の新患がおりません。リウマチの新患も何故か少ない。そこに来て、4月、5月の予約が既に多い。嫌な予感しかしないのでお願いしたのですが、新患は出来るだけ3月中にお越しください。混雑している4月、5月は混雑しておりますので、対応が多少ピリピリしているかもしれません。機嫌が悪かったらごめんなさい。
今年度以降、恐らく整形外科難民が増えると思います。関節症状でお困りで、整形外科かリウマチ科か迷っている方、以前のように『整形外科にお越しください』とは言いません。難民が増える試算がでておりますので、当院でもちゃんと対応をします。ちょっと整形外科かもしれないけど、どうだろう、という方も是非お越しください。
院長でした
2025年3月19日
例年この時期は寒く、関節症状を訴える患者さんが沢山来院すると思うのですが、今年は3月24日月曜以降から31日まで、毎日外来に余裕があります。
寧ろ予定表をみると、4月から5月に掛けて混んでいます。
引っ越してきたばかりの方で、掛かりつけを捜されているかた、関節リウマチだと思うけど4月以降に受診する事を検討している方、3月中に受診されたほうが、ゆっくりお話が聞けますので、是非ゆっくりと診察をさせて下さい。
院長
2025年3月19日
情報に敏感な方ならご存じでしょうが、2025年2月22日ブルームバーク発表のニュースで、武漢ウイルス研究所で、コウモリから新たな新型コロナウイルス感染症のウイルスが検出されたと発表されました。
当初は院長も眉唾で様子伺いを行っておりましたが、23日n中央日報で、そのウイルスの正式名称は、HKU5-Cov-2であると発表され、かつて2012年から昨年5月までに世界で2600人の患者が確認され、うち36%が死亡した中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすコロナウイルス群とも密接な関係があるとの事でした。
私は、2012年頃のインバウンド需要、海外からの移民の数、政府の水際対策の厳しさであれば全く不安に感じる事は無かったと思います。
現在の外国人渡航者の数、移民の数、何より現在の日本政府が水際対策をきちんと実施するか、全く信用しておりません。
なので、当院としては、以下の様に決定しました。
発熱外来運用ルールに追加事項:①2025年2月22日以降に中国から入国された方、②当院初診の中国系の外国人の方の診察を午前、午後の診療後の診察とし、COVID19感染症が第2群だった頃の厳しい検査体制をとるので、診察時間内の入館をお断りする。尚、定期受診されている中国系の外国人の方はこのルール外の対応とする。
関節リウマチ、生活習慣病に関しては、初診の中国系の外国人初診の方の診察をお断りする。但し、普段から定期受診されている中国系の外国人の方はこのルール外とする。『定期受診されている』とは、予約を取りながら診察を定期的に通院されている方の事であり、風邪などの突発的な利用でカルテの履歴がある事とは異なる。
私は中国人の方が決して嫌いでは有りません。しかし、2020年以降の現在の日本政府の水際対策を全く信用していない事、MERSという感染症が致死率が非常に高く、日本では未知の感染症である事、ルールを従業員に伝わりしやすくしなければ、従業員と待合室にいる患者さん達を守れないからです。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2025年2月25日 院長
2025年2月25日
昨年アメリカ大統領選にトランプさんが勝利しました。
その結果今年は1月25日以降から様々な事がアメリカで起きています。
アメリカはWHOから脱退しました。日本もWHOから脱退するべきなのに、日本ではこの事もあまり報道されませんでした。SNSでは取り上げられてます。
トランプはUSAIDを解体しました。イーロン・マスクはホワイトハウスに泊まり切りで仕事をしてます。RKJは議会でアメリカ国内でワクチンの強制接種をする事を廃止する法案を通すのに、現在戦っています。
凄い!この熱意が日本に欲しい。
さて、水から茹で上げられたカエル状態である私たち日本人の多くが、それが何か全然理解していないでしょう。遠いアメリカの話題ではなく、私たちの生活に密接した話です。
USAIDは元々はRKJのおじいさんであるJFKが大統領令で立ち上げた、発展途上国を助ける組織でした。それが途中でDSに乗っ取られ、世界中で諜報活動をするCIAの出先機関となってしまいました。戦争とはウクライナ戦争のような戦争の事を言います。そして武漢の感染症研究所から新型コロナウイルス感染症が蔓延するような事件も関係しています。生物兵器ですから、一番儲かったのはアメリカの製薬会社でしたから。
現在NHKを始め、トランプ大統領、イーロン・マスクのネガティブキャンペーンを行ってます。国民を馬鹿にしていますよね。USAIDが解体されたのだから、国内にばらまかれた資金も圧力も無くなる訳です。いつまでそんな事を報道する気でしょう。
DSは単なる陰謀論ではなく、本当にあるようですね。2020年からコロナとずっと戦っておりましたが、やっと報われた気持ちでいっぱいです。
USAIDからお金を貰っているJICA、JICAの中心にいるのは池上彰さん。USAID、JICAから資金を貰っているのが、NHKやその他の大手民放、新聞社、電通や博報堂のような広告代理店、どこかの知事、どこかのテレビコメンテーターはみんな資金援助を受けているようです。皆さんもUSAID、JICAの文字と日本の官庁を検索し、どこの官庁が関係があるか確認したほうが良いと思う。
今後、数年前に事実上の強制接種だった新型コロナウイルス感染症や、コロナワクチンのようなものが普及しない世界であって欲しい。不幸になる人が出ない世界であって欲しい。まだまだ気を緩める事は出来ませんが、今後どうなるか、楽しみに待ちましょう。
院長
2025年2月17日
他の地域は知りません。先日三島医師会の情報が流れてきましたが、コスタイベを取り扱っている診療所は三島市内には無いようです。
三島市では安心して生活が出来そうですね。
ニュースでも流れていたのでご存じの方は多い思いますが、日本国内では今秋の新型コロナワクチンそのものの接種者が更に少なくなったそうです。春は以前投稿した通り全人口の18%だったそうです。今年の秋冬はゼロではないもののCOVID19感染症の感染爆発は無いと思います。
院長
2024年12月15日
さて、やっと寒くなってまいりました。寒くならないと商売あがったりだよ!・・・と言ってはいけません。
実は最近知ったのですが、現在は北極と南極に氷河があるので氷河期であり、地球は氷河が無い温室期を行ったり来たりしているそうです。なので現在は氷河期が終わり、温室期に移行する途中なんだそうです。『地球温暖化』って嘘なんですかね・・・。
今日は、恐らく今年の冬はとても寒いそうなので、インフルエンザが蔓延すると思うのです。なので、コロナに然り、インフルエンザに然り、それ以外のウイルス感染症による上気道炎に然り、リウマチ患者さん達には注意して欲しいので投稿します。
さて、当院は外来診療のみ行うリウマチ膠原病を専門とする施設です。当院の患者層の80%がリウマチ膠原病系と、リウマチと整形外科疾患との鑑別の為の初診の患者さんの診察です。
リウマチの治療には、免疫抑制剤や生物学的製剤を使用します。免疫が下がるのだから肺炎にならないのか、大丈夫か、と心配になる高齢者が多い地域だと思っております。結論からいえば、端的にいって大丈夫です。
勿論注意が必要です。食欲が無い時、熱が出ている時はメトトレキサート(リウマトレックス)を必ず中止する。ここを間違えない事なのです。間違えたら薬の血中濃度が上昇して免疫が低下し、感染症を引き起こしやすくなるからです。パンフレットを渡して説明した通りです。
ニューモシスチス肺炎について説明しても、皆さんは「?」というお顔をされます。このブログを診ている方は、ネットで検索してください。リウマチ診療で一番怖いのはこのニューモシスチス肺炎です。しかし、当院では予防投与としているため、開業以来数件のみの発症で済んでいます。これは凄い事の筈なので、驚いてください。
基本方針として、私の頭の中では年齢と免疫抑制剤の投薬量の掛け算が出来ており、「この年齢の方で、この肺疾患を持っている方には、これくらいの投薬量でないと肺炎を繰り返すことになるな~」、という算段が整っています。私は元々都内のリウマチ膠原病診療で有名だった大学病院に勤務していた医師なので、外来患者さんも普通の大学病院のリウマチ膠原病科とは比較にならない人数を若い頃から診療してきたので、スキルがあるのです。
(偶に、私の事を英語が読めないだろう、大学病院より格下だろう、偉そうなんだよ、という人がおりますが、当院での治療は有名大学病院と同レベルの治療を、J大学病院、Iセンターよりずっと少ない診察待ち時間で提供しております。)
高齢患者さんに無茶な量の投薬は絶対にしませんし、なにかきっかけあれば薬は減らしていく方向に診療をすすめますので、処方内容はずーっと同じではありません。
しかし、どうしても避けられない肺炎があります。それは男性患者さんの、上気道感染症後に突然出てくる『リウマチ肺』です。女性も気づいたら肺に出来ている事がある方が稀にいます。多くの女性リウマチ患者さんは肺内非定型抗酸菌症のほうが頻度が高いかと思います。後日記事を投稿します。
リウマチ肺には、開業し、もうすぐ9年となりますが、ずっと泣かされています。特に2020年コロナ禍以降、1年に1人以上は急変し、県内外の施設に入院させて貰っています。亡くなった方もいらっしゃいます。
このリウマチ肺、ってなんだ?という話ですが、リウマチ肺とは、関節リウマチに発症する膠原病肺、間質性肺炎です。
外来で間質性肺炎?関節性肺炎?はあ?と聞かれる事がしょっちゅうあります。間質性肺炎とは、関節リウマチの節外病変(関節炎以外の合併症)の中で一番多い病変です。肺の間質の壁が固く肥厚し、繊維質が多くなるため、呼吸がしづらくなる病気の総称です。
間質性肺炎の症状としては、空咳(痰のでない咳)が有名です。しかし、実際は空咳よりもっと知ってほしい情報があります。
・風邪のあとに起こる、いつもより一層強い倦怠感
・風邪が治ったのに、いつもより食欲が出ない、元気になれない
倦怠感、食欲不振と言われても皆さん「?」と思うかもしれません。私は臨床医なので現実的な話をします。間質性肺炎は普通の肺炎ほど炎症性浸潤が強くないので、派手な咳や痰、呼吸困難感を感じにくい事が多いと思います。細菌性肺炎は症状が派手なので誰がどう見てもすぐ疑われやすいのです。
しかし、救命を考え、間質性肺炎をあまり重症化しないうちに対応するためには、上記の「倦怠感」「食欲不振」程度の軽症の症状のうちに発見したいのです。出てきたらすぐに相談して欲しいのです。低酸素になると人間はかったるくなります。胃粘膜が低酸素になると胃の機能が低下するので食欲不振が起こります。間質性肺炎の急性気の症状は倦怠感や食欲不振なのです。
当院で上気道感染症後にリウマチ肺に罹患する人は多くが男性です。ほぼ100%喫煙者です。なので、当院では初診時以外にも、最低年1回以上撮影をしております。その際派手な間質性肺炎が見つかる事はあまり有りません。男性を中心にかなり高確率で肺気腫が見つかります。女性でも見つかる事が多く、関節リウマチと喫煙との因果関係の深さを実感する所です。
リウマチ肺で急変する方の多くが既に間質性肺炎も持っている人だけでなく、元々は間質性肺炎が無くても、喫煙歴がある、喫煙している人も高確率で急変するのです。
間質性肺炎は一定以上増悪している場合は死亡リスクが高くなります。なので、私が「入院が必要です。」と説明した際は、ちゃんと従ってください。そうでないと、私も、当院のスタッフも、ひいてはご家族も泣いてしまいます。
ということで、患者さん方は風邪を引いたら、すぐに風邪を治す事、治った後も体調をきにして生活して欲しいのです。宜しくね!
以上です
院長でした。
2024年12月13日
痛風関節炎の治療は、実は私の隠れた特技です。
ザイロリックが発売されてしまったので、最近世の中でやや廃れ気味となった痛風という病気。でも、それは内科の知識の浅い人の見解です。痛風関節炎は実は奥の深~い学問です。
実は、私は元『東京女子医科大学附属膠原病・リウマチ・痛風センター』という変な名前の医局に所属しておりました。当時のトップは痛風核酸学会のトップだった先生でした。
なので、私も日本で珍しく『痛風関節炎』の治療を得意とする医師の一人です。
当時医局に山積みになっていた痛風核酸学会の診療ガイドラインをみて、トップの先生に『下さい!!』とお願いしたら『やらない!!自分で買え!!』と言われました。せっかく買ったのに1か月後大人の諸事情で結局医局員に製薬会社さんのご厚意で配布され、同じガイドラインが2冊も机の本棚に並んだ思い出があります。
痛風治療は、上にも書いた通り尿酸降下薬『ザイロリック』が販売されたため大きな歴史的転換点を辿りました。しかし、私の外来には未だに痛風関節炎をこじらせた方々が通院しています。こじらせると痛風関節炎は中々改善しません。
驚く事に、この地域にはまだ痛風関節炎をこじらせ慢性関節炎となっているのに、関節リウマチと誤診されたままの患者さんが比較的多数いらっしゃいます。
更に尿酸降下薬の使用方法を間違えると腎機能を悪化させます。ザイロリックという薬はCKD(慢性腎機能障害)の方が使用するとかえって腎機能を低下させます。
痛風(高尿酸血症)という病気をこじらせると腎機能障害が進行します。特に女性の場合、痛風発作を起こすのは稀ですが、高尿酸血症の基準値が男性とは異なるため、腎障害になる事がしばし認められます。
高尿酸血症を放置すると尿管結石を起こすリスクが上がります。起こすとかなり痛いですよ。
痛風関節炎が中々治らない方、趾の関節痛が痛風なのか、リウマチなのか判らない方、尿酸値の値が全然改善しない方、
そもそもどこに行っても自分の関節痛の診断が出なくて頭を抱えている方は、どうぞ当院にお立ち寄りください。何卒宜しくお願い致します。
院長
2024年12月4日
私個人の見解も含まれていますので、あくまでご参考まで。
話題は大きく分けて2つに分かれます。ワクチン問題と、起きた時の対応についてのコラムです。
最近帯状疱疹ワクチンが流行っています。流行っているのはワクチンです。帯状疱疹ではありません。
『80歳以上の方の2人に1人は帯状疱疹を発症しています。』というCMをテレビで観ます。その度に違和感を感じる。完全に帯状疱疹ワクチンをビジネスにしている輩がいる。ここに鉄杭を打ち込みたい。
10年前からワクチン産業が活性化されています。BG財団が世界中のワクチンを生産する企業に投資してます。それが関連しています。アメリカ大統領選をトランプさんが勝利したので書いても良いと思っています。子宮頸がんワクチンに然り、新型コロナワクチンに然り、帯状疱疹ワクチンに然り、今後でてくるであろうmRNAタイプのインフルエンザワクチン、麻疹ワクチンに然り。新しい技術だから高いのは当然、自費診療だから沢山お金を支払って当然と言わんばかりに。会計士達でさえ、『先生、ワクチンは儲かりますからどんどん打ちましょう。』と言います。でも、それをやってはいけないのです。ワクチンをビジネスにしてはいけないのです。
(小児科、新生児のワクチンに関しては私の預かりしる分野ではないので、言及しません。)
後、昔帯状疱疹ワクチンを打った患者さんが接種後7日で帯状疱疹を発症した患者さんがおり、酷く怒られたので、以降患者様には一切お勧めしておりません。元々ワクチンを打っても発症リスクはゼロにならないのです。添付文書にパーセンテージが出ています。
当院に通院される患者様の80%以上が関節リウマチ患者さんなので、敢えて言いますが、生物学的製剤やメトトレキサートが治療薬として普及する大分前から、関節リウマチ患者は一般患者より2倍以上、帯状疱疹に罹患しやすいという文献が存在ます。だけど、当院ではテレビでなんとか財団が広告を打っているように治療を行っている80歳以上の方が2人に1人も発症しておりません。
そして、治療薬(抗ウイルス薬)も良い薬が開発されているので、診断が遅くなければ治ります。ワクチンと内服薬の盾と矛で一度戦って欲しいくらいです。
疼痛が長引く人もいますが、95%信頼区間があるとすれば、数か月で改善する人が殆どです。中にも神経麻痺が残る人もおりますが、治療介入が遅かった人など、特殊な方だと思います。
帯状疱疹は、昔から高齢者や化学療法を受けている方に多く発症する事で有名です。
日本リウマチ財団は生物学的製剤とJAK阻害薬に多いとHPで謳っています。生物学的製剤を使用中の患者さんの多くが免疫抑制剤を併用されている方が多いからだと思いますが、帯状疱疹発症が多いとは思えません。
生物学的製剤のパンフレットにその様な記載は有りません。最近のアクテムラのパンフレットには申し訳程度に記載がありますが、アクテムラの文献には免疫抑制剤を併用しない症例では感染症を起こすリスクは少ないという内容のものを中外製薬が開業医に紹介してくるので、ここも盾と矛で戦ってほしい所です。
JAK阻害薬には帯状疱疹のリスクに関する記載があります。
しかし、近年帯状疱疹を発症する患者が明らかに増えたのは、やはり新型コロナウイルスワクチンが普及してからだと思います。
最近接種者が2割を切ってきたので書けますが、『不活化ワクチンは免疫抗体現象が完了するのが3週間、その間免疫力が少し低下します。』と患者さんに説明できますが、mRNAワクチンに関しては3週間以上としか言いようがありません。新型コロナ感染症の流行が半年クールで回ってきたことを考えると、半年間免疫力が下がっている可能性が高いですが、確信は有りません。
私の経験では肺炎リスクが少ない人が肺炎を起こしていましたし、あのワクチンは人の免疫を低下させると思います。だからこそ、リウマチ患者さん達には打って欲しくありません。
多くの患者さんが知りたい対応方法に言及しますが、生物学的製剤と免疫力が下がらない免疫調整剤との併用、もしくは生物学的製剤単剤での使用下で免疫力は低下しませんので、当院では特に中止しません。勿論速やかに抗ウイルス薬を開始します。
メトトレキサート高用量使用中、疼痛のために食欲が低下し起きた脱水下での帯状疱疹では、メトトレキサートの血中濃度が上昇するので、メトトレキサートを一時中止にする事が多いと思います。
ステロイド製剤は、細胞性免疫、体液性免疫の両方を下げている可能性はあります。でも中止しません。全身播種したケースで一度順天堂大学皮膚科で入院対応して頂いた事があります。全身播種した例だったら勿論点滴製剤で治療をして頂きます。その患者さんは、1週間もたたず退院されました。
帯状疱疹という感染症は、免疫低下が原因と言われていますが、まだ発症にいたるメカニズムは完全に解明されていません。高齢者、免疫抑制剤を、抗がん剤を使用している人はリスクが高いと言いますが、若い人も起こします。
かつて皇后雅子様が40代前半で帯状疱疹に罹患しニュースとなりました。実際は、ストレス、睡眠不足、体力の低下が原因となる事が多いのが現状です。ヘルペス属のウイルスらしい、簡単に理屈で割り切れない点が多い感染症だと思います。
なので、どの患者様にも体調管理の基本は睡眠を十分摂る事であると周知したい事、体調を崩している時に帯状疱疹が起こる事が多い事、もし遠方に住んでいる方で発症された方がおりましたが、抗ウイルス薬をすぐに内服する事が大切であり、どの薬を止めるかなどの議論は後回しで良い事、食事と水分を十分摂取する事、食事が十分とれない間は脱水予防のための点滴を躊躇なく受ける事、当院近くにお住まいの患者さまであれば当院に緊急来院してください。
尚、現代の医療では、帯状疱疹の治療薬は皮膚科だけでなく、お近くの内科系、外科、どこでも処方できます。どこで処方されても5日から7日分を処方して貰えます。皮膚科でなければ診察して貰えない疾患では有りません。内科系、外科系医師でもわかる皮膚疾患の代表が帯状疱疹です。
最近投稿が増えましたね。それだけ愚痴っぽいババアに自分がなったと思う、今日この頃です。
以上 院長でした。
2024年11月16日
ここの所、受診間隔を開けたがる患者さんがまた増えてきました。一時期それが酷く、何が何でも開けたがる方が大勢おり、通常業務の邪魔になっていました。それを抑える為に、院長が細々と一人一人に対応するようにしておりました。どうやらまた院長対応にしないといけない事態となってきたようです。
病態が安定している患者さん程、受診間隔を伸ばしたがるのですが、こんなに激甘対応をしているのに、まだ甘えるのか?というのが本音です。多くのリウマチ膠原病科の通院は4週間隔が基本です。大学病院は28日分しか処方しないでしょう。している大学病院、市立病院は無い筈です。
痛風に関するものですが、受診間隔が伸びている患者さん程疾患コントロールが悪化するという文献もあります。実際当院でも中程度疾患活動性のリウマチ患者さんを、男性だし、若いし、仕事が忙しいからと甘い対応をして、3か月処方をした事で何名か急変させています。受診間隔が伸びるという事は、観察するポイントが減るという事です。多くの患者さんに取って急変前の前兆は大抵無自覚だからです。そのポイントを全て伝えきれる訳が無いからです。
当院に通院されている患者様によっては遠方に住まわれている方も多く、高齢化社会、共働き世代の増加により、徐々に通院が困難になる方も増えております。厚労省が医療費を減らそうとして、高齢者の負担割合を増やしに行っているのだから仕方ないだろう。そうでしょう、判っています、判っていますとも。
一方、当院は、生物学的製剤を使用している患者さんの中には8週間隔で通院されている方もいるのが現状です。それは、非常に危険な事です。
私が急変リスク因子であると考えている病態を説明しますと、①高齢者、②メトトレキサートと、PSL換算10mg以上のステロイド製剤を併用中、③生物学的製剤、若しくはリスクの高い免疫抑制剤を使用している、④肺疾患(間質性肺炎、肺気腫、喘息、塵肺、etc.・・・)、⑤喫煙歴(肺疾患が無くても何故が上気道感染症後に急性間質性肺炎を発症する人が多い)、⑥肝硬変がある、⑦腎不全がある、⑧①~⑥以外の特殊なリスクがある、方達です。
(⑧はまるで役場の資料のような書き方で嫌ですが、現在想定できない事態もあるので必要な訳です。)
受診間隔は、病態、住所、患者さんの年齢を考慮しています。相談の上決定する事もあります。
生物学的製剤使用中の方で8週間隔を許可している方の特徴は次の通り。①受診期間が長く、院長の観察のもと異常事態が起きても自身で迅速に対応できる性格の方、及びそういう家族が要る方、②院長が許可出来ないと言っているのにいう事を全く聞かない方、本人及びそういう家族がいる方
(ちなみに、②には『責任を取れない事もありますよ。』という説明をしております。その上での承諾です。)
医療費に関しては、現在が一番最悪の高齢者負担率であり、もう少しすると徐々に緩和されます。診療報酬に関しても実は年々引き下げされています。だから、あまりクヨクヨしないで下さい。
当院は後発医薬品を積極的に採用しております。生物学的製剤もバイオシミラーを多く使用しております。患者様が支払うコストを最大限に考慮しております。
けして意地悪したい訳でも、意地汚い感情がある訳でもありません。当院は疾患コントロールが定まらない方、急変リスクが高い方を4週から6週間隔で、リスクが少ない患者さんでも8週間隔までの通院間隔を限界としております。免疫抑制剤、生物学的製剤は感染症、腎不全、肝不全を起こすリスクがあり、免疫調整剤に関しては頻度が極めて少ないのですが副作用で長期入院となるケースもある事、なにより免疫調整剤による副作用を理解している医師が専門医であって昨今少なくなっているからです。当院でないと対応できない事がまだまだ静岡県では多いのです。どうかご理解の程宜しくお願い致します。
院長
2024年11月16日