静岡県三島市平田にあるいのうえ内科・リウマチ科です。関節炎疾患・膠原病疾患等でお悩みの方はぜひご相談下さい。

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悔しいな

悔しいな

今週はたまたま外来業務がヒマだったので、院長室の机の上を整理整頓しておりました。

その時変な書類を発見しました。差出元は厚生労働省でした。

ウェブに関する注意喚起の内容です。書かれてる事はどうという事は無く、恐らく人間の目ではなく別のツールが隈なくチェックした内容と思われます。

自費診療のメニューに副作用の記載が足りない件はこちらの不手際だと判りますが、ブログの記事内に当院ではない別の施設にリウマチ専門医が2名いると記載したら、「広告なのだから具体的にどこの学会の専門医なのか記載しろ」という指摘が来ました。他所の病院の専門医を当院でつまびらかに記載する必要があるのだろうか、広告ではなくブログなのに・・・・でも直しました。

最後の一つが、当院ホームページに記載した当院のアピールです。『関節MRIを利用して、関節リウマチの診断確率を限りなく100%にするクリニック』というタイトル。昔の原子力発電所の小学生が書いたポスターのタイトルのようなノリで書いたのですが、これに『文献を付けろ』という指摘をされました。当然あるだろうと思って探すと、意外に無い。仕方がないので、大人に対応して、文献が云々という内容ではなく、当院はMRIで関節リウマチを診断している事をアピールできればいいので、そういう内容に変更をする事にしました。しかし、まるで私が根拠のない話をしている嘘つきみたいに思われるのが悔しい。私は嘘つきではないので、ここに書きます。

2012年~2014年頃、当時千葉大学に池田啓先生という関節エコーによる画像診断のお仕事をされていた先生がおりました。今は独協大学の教授をされていると思います。その先生がその時期に日本リウマチ学会のシンポジウムでお話されていた話がベースです。診断をする時に診察や採血による検査、レントゲンなどを使用してもどうしても診断出来ない症例が全体の10%あり、その10%をどう診断するかが今後の課題であり、そのツールが関節エコーであり、関節MRIであり、関節CTであり・・・という話です。その話の元文献は意外に出てこないものですね。この程度の話をご本人に聞くのも変ですし、大学の医局員ではないので大学図書館のサイトで無料で検索する事も出来ず、昔お世話になった先生にメールで相談したり、日本語文献ならネットから購入できるので検索してますが、出てきません。当時のシンポジウムのアブストラクトにも記載なし。講演のスライドは撮影禁止なので、内容まではあとから振り返るのは難しいのです。泣く泣く諦める事にしました。

悔しいな

院長でした

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